作品
CV
《プロフィール》
1988年新潟生まれ。
小学生の頃に初めて劇場で『スターウォーズ:エピソード1/ファントム・メナス』を観て以降、SF作品に興味を持つ。
高校3年の頃、より未来建築への憧れが強まり、建築の最前線を学ぶため2007年に長岡造形大学 建築・環境デザイン学科に入学。
2013年に同大学院で建築学領域を修了、在学中から取り組んでいたSFと建築を融合させた"SF建築"をテーマに卒業と同時に活動を開始する。
《ステートメント》
主な個展:
2017:反重力建築展 // The Art complex Center、東京
2021:ディストピア建築展 // The Art complex Center、東京
2022:ディスカバリー建築展 // AROUND ARCHITECTURE COFFEE、東京
主な企画展:
2019:群青建築展 // アーツ千代田3331、東京
2020:悪の建築展:最終章 大祭 // アーツ千代田3331、東京
2023:群青建築展2023+ // アーツ千代田3331、東京
賞歴:
2011:関東甲信越建築学生連合Knot! 入賞
2012:第三回建築コンクール 佳作
2015:シェル美術賞2015 入選
2016:第12回 世界絵画大賞展2016 入選
主な出展歴:
2011:せんだいデザインリーグ2011 // せんだいメディアテーク、仙台市
2012:第三回建築コンクール // 東桜会館、名古屋
2013:ジャパンサブカルチャー‐日本亜文化 // 台湾
2014:SQUARE展 // SPACEWOMb Gallery、ニューヨーク
2015:シェル美術賞2015 // 国立新美術館、東京
2016:Flap Asian Art Selection in Hongkong // 香港
2017:三ヶ国合同展覧会『美の探求』 // アーツ千代田3331、東京
2019:2019 SHANGAI ART FAIR // 上海
2021:tagboat art fair2021 // 東京竹芝ポートシティ、東京
2022:「TAGBOAT ART SHOW」×阪急MEN'S OSAKA // 阪急メンズ大阪、大阪
2023:余白のスタディ // 新宿眼科画廊、東京
ステートメント・PR
《作品内容》
SFのテーマを模索している最中に、ルネ・マグリットの空中浮遊している「ピレネーの城」はなぜ浮いているのかと疑問に思いました。
様々な解説や考察を参考に「浮遊」という点について追求しましたが、どれも自信を持てる解答には至りませんでした。
そこで、テクノロジーの視点から浮遊について考えていくと、SF作品などで扱われる「反重力」に行き着きました。
反重力は星の重力に縛られず、重力をコントロールして物体の空中浮遊を可能とする技術です。現代の技術では未だに実現に至っていないもので、空想科学の域を出ていません。特にネットに転がっている情報には過去に実現した事例も上がっていますが、破壊されたか研究が失われたなどの記載もあります。
果たして反重力は実現したのでしょうか?私たちには見えない謎の圧力、もしくは権力、はたまた陰謀論など、反重力については様々な憶測ができるほど謎めいています。しかしながら、この謎について非常に魅力を感じました。
現代の航空機はジェット推進などの推進力が主力ですが、反重力は上記でも書いたように重力をコントロールする技術です。実現性は謎な部分こそあれど、作品を通じて反重力の可能性を追求できるのではないかと考えました。
「反重力」と「建築」、そこに物語を加えることでSF建築を通じて、テクノロジーの可能性を描いています。
《掲載作品情報※左側から》
シックスセンス=ヴィジョン
制作年:2022
サイズ:65.1×100cm
素材:パネル、画用紙を水張り、ペン画
見えるものと見えないもの
制作年:2023
サイズ:53×72.7cm
素材:木パネル、画用紙を水張り、ペン画、ホワイトアクリル
当事者の記録
制作年:2023
サイズ:50×65.1cm
素材:木パネル、画用紙を水張り、ペン画、ホワイトアクリル
実行委員コメント
スターウォーズの未来建築。僕(谷口)もコルサントの高く伸びる建築に心躍った経験があります。一枚目の空に伸びていく建築のダイナミックな構図と人物のレイアウトがクリストファー・ノーラン のようなイメージのようで秀逸です。台湾、香港、ニューヨークと各地でアートフェアや展覧会に参加されてる姉咲さん。これからも頑張って作品増やしてください。