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作品
CV
大阪出身
1996年: 大阪デザイナー専門学校 グラフィック科 卒業
2001年: School of Visual Arts (NY, USA) グラフィック科 卒業 (BFA)
2022年: School of Visual Arts (NY, USA) ファインアート科 卒業 (MFA)
(展覧会)
1996年: [Epicurean] (大阪)
1997年: [Epicurean 2](大阪)
2012年: [Windows / 3 Solo Projects] Rupert Ravens Contemporary (NJ, USA)
2013年:
[239 DAYS] Allegra LaViola Gallery (NY, USA)
[The Nord Art 2013] Kunstwerk Carlshütte (Germany)
[The Story Of The Creative] Angel Orensanz Foundation (NY, USA)
[Creative Rising] LIC (NY, USA)
[2 side] Online (NY, USA)
2014年:
[Monochrome] Space Womb Gallery (NY, USA)
[Take Over, Times Square] Times Square (NY, USA)
2015年:
[Post Card] Space Womb Gallery (NY, USA)
[LIQUID ROOM]. PALAZZO CA’ ZANARDI (VENICE, ITALY)
[NEW YORK NOW! 15] Lower East Side (NY, USA)
[ROMART 2015] Fiera di Roma (ROMA, ITALY)
[ART BUSAN 2015] (BUSAN, KOREA)
[MIAMI ART EXPO 2015] (MIAMI, USA)
[Affordable Art Fair New York] (NY, USA)
[Contemporary Art Salon] International Art Fair in Carrousel du Louvre Paris (PARIS, FRANCE)
[Art Kaohsiung 2015] (Kaohsiung, Taiwan)
2018年: [BEARÖMIXX MEETS THE WORLD] 個展 ARTIFACT (NY, USA)
2019年: [Bankart 2019] アートレジデンシー (横浜)
(受賞歴)
2001年: Graphis New Talent
2005年: Creativity 34
2006年: The One Shows Annual
2007年: The Mark Awards / Gold
2009年: London International Creative Competition
2011年: London International Creative Competition
2012年: London International Creative Competition
2013年: The Nord Art 2013 / London International Creative Competition
2015年: ROMART 2015
ステートメント・PR
Bearömixx(ベアロミックス)とは、
シンプルな丸とラインで構成されたクマの顔をシンボルとし、
様々な媒体とマテリアルを使用しながら、
思想や個人哲学、感情や日常などを表現したアートやデザインのことです。
また、身の回りに存在するすべてのモノにクマの顔をつけ、
擬人化ならぬクマ化するBearömixxのアート表現を、
Bearification(ベアリフィケーション)といいます。
Bearömixx=Bearification。これがBearömixxの世界です。
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初めまして。アーティスト兼グラフィックデザイナーのCHIEです。
2022年の年末、26年間住んでいたニューヨークを離れ、日本に帰国しました。
ニューヨークでグラフィックデザイナーとして活動を始めたのですが、
コマーシャルでのもの作りより、自分の表現というものにより興味を持つようになり、
2010年からより個人的な作品作りを始めました。
私の作品は、ステートメントでもお伝えしたように、
丸と口鼻で構成されたシンプルなクマの顔を「ロゴ」とし、
ドローイングからペイント、コンピューター、立体と、
あらゆる媒体を使って表現されており、
その一連の作品群、世界観に
「BEARÖMIXX (ベアロミックス)」という名前をつけました。
今回、メタセコイヤで応募させていただいた「SHIZEN」シリーズの2つは、
ミクスドメディアの作品(122CM x 203 CM)で、
主にアクリル絵の具と木炭で作られています。
NYに在住のころ、自身のスタジオがLong Island Cityにあったのですが、
その近くに、「5 POINZ」という
グラフィティーアーティストの聖地であるビルが建っていて
(現在は再開発により取り壊されました)
建物全体を覆い尽くすようなグラフィティーアートに
インスパイアされて生まれたシリーズです。
NYの街の壁に見立てたパネルを作成し、そこに自分でデザインしたポスターを貼り、
破ったりして擬似壁を作り、木炭で「自然」のエレメントをモチーフにした
クマのキャラクターを描きました。
自然のエレメントを選んだ理由は、Long Island Cityが工場地帯であること、
そして毎日見るグラフィティーアートで自然をテーマにしたデザインが
一つも見当たらなかったことにあります。
今回提出したのは「木」がテーマの2作品ですが、
この他に「花」、「水」、「火」、「土」の作品があります。
もう一つの小さなドローイング集は「(P)B-MIXX」というシリーズで、
主に習作を目的としたウォーミングアップ的なシリーズです。
こちらも木炭で描かれています。
以前2段階で展開したHAPPY*C DARK SIDEと名付けたシリーズが元になっていて、
#1では、自分の中にどんな世界が眠っているのかを知るという目的で、
#2はその見つけた世界観を一度壊す、という目的で展開されました。
そして今回が#3となるのですが、ここでは壊してバラバラになったモノを、
また集めて再構成するという精神性で描かれています。
#1、#2とは違った、少しキャラクター性を持った不思議な生き物が
どんどん生まれています。
先にご紹介した「SHIZEN」の元絵も、この段階で生まれました。
ここで描かれたキャラクターたちは、他の媒体の作品と昇華されています。
今回ご紹介したのは、主に木炭で表現された2シリーズですが、
他にも、まったく違う様々なマテリアルを利用した作品作りを行なっているので、
ご興味のある方はぜひ、WebサイトやInstagramをチェックしてみてください。
実行委員コメント
グラフィティから着想を得て、CHIEさんオリジナルキャラのくまのシンボリックな顔でマーキングを施した作品たち。木炭を使用しているからでしょうか、ケミカル感が無く、黒に濃淡や表情があって、絵画的な魅力のあるグラフィティアートですね。独自の強みがあるシリーズなので、どんどん作っていって欲しいですね。