作品
CV
大阪生まれ
保育士として働く。
京都府立陶工高等技術専門校卒業。
陶器のランプシェード、アート作品等を製作、販売。
2022高岡クラフトコンペ入選
2022monster exhibition 入賞、
パリGalerie Grand E`terna展示
2023coto mono michi 企画展「酔感痺心」展示
ステートメント・PR
深海でも宇宙でもない、未開の領域は都会や身近な生活、人の体の中にも存在しているように思います。
私たち人が蚊帳の外となった自然の広い世界では、全ての生き物たちは人が使わない「何か」で通じあって生きていると私は考えます。
地上30メートルのマンションのベランダで種から育てたレモンの木をどうして蝶は見つけられたのでしょうか。
もしかしたらしょっちゅうベランダにやって来ていた鳩が蝶に教えていたのかもしれません。
鳩は幼虫が大きくなるのを待ってから、食べていました。
カモミールを植えた時には蜜蜂が気づいて来ていました。
カモミールは蜜蜂に「何か」を使って知らせたのかもしれません。
言葉にできないような感情が生まれた時、私は広い自然の世界の「何か」に気づいたように感じます。
言葉で表現できない気持ちが生まれるのは本能というものなのでしょうか。
どうしてその気持ちになったのか説明できない時は理解を越えた世界を感じ、未踏の地の入り口を覗けたように思います。
心の中にある小さな一つの感情は未知に繋がる入り口かもしれません。
私はその入り口を表現したいと思い、時々に感じる心の形をアートという「かたち」にしようと思いました。
金谷勉・山本あゆみ 審査員コメント
細密な彫りを生かした陶芸作品へのチャレンジと、大胆さと繊細さを併せ持つ作者の表現の振り幅に感心しました。 また自然の動きや自分自身の中に沸く感情に向き合い、チャレンジを含め真摯に制作されている点に惹かれました。 これからの作品の方向性や表現が非常に楽しみです。
実行委員コメント
メタセコイア23展示にご参加、ありがとうございました。海底にひっそりと棲息しているような生きもののフォルムを陶芸作品として制作するgAoさん。そのサイズの小ささも相まって、会場にお越しの方々を魅了していましたね。サイトではキャンドルホルダーや照明器具の作品もあり、インテリアなど様々な分野でのコラボレーションも楽しいです。メタセコイアでは展示方法にも工夫があって、インスタレーションとして空間をクリエイトできるキャパもお持ちですので、空間のプロデュースなんかもできそうだな、と思いました!