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作品
CV
+Artist in Residence
*2023 Sala752 (Rzeszow, Poland) *Adopted
2018 BUINHO Creative Hub (Messejana, Portugal)
2017 Archipelago Art Residency in Korpo (Korpo Finland)
2008 Cite Internationale des arts (Paris France)
2003 Civitella Ranieri Center (Umbertide Italy)
2000 Cite Internationale des arts (Paris France)
+Education
2001-2003 Le Fresnoy, Studio naitional des arts contemporains (Tourcoing, France)
1999 -2000 IAMAS, International Academy of Media Arts and Sciences (Gifu, Japan)
1991-1997 Musashino Art University (Tokyo, Japan)
+Selected Exhibiton and Art fair(past 5 years)
*2023 “The Other Art Fair Dallas 2023” (Dallas Market Hall, Dallas USA)*Adopted
2023 “The Other Art Fair Sydney 2023” (Cutaway Barangaroo, Sydney Australia)
2023 “The Other Art Fair LA 2023” (Barker Hanger, L.A. USA)
2022 “The Other Art Fair Sydney 2022” (Cutaway Barangaroo, Sydney Australia)
2021 “Tokyo International Art Fair 2021” (Belle Salle Roppongi, Tokyo Japan)
2021 “Nakanojo Biennale 2021” (Former Yumotoke-house, Gunma Japan)
2019 “UNKNOWN ASIA EXTRA 2019” (Nakanoshima festival tower, Osaka Japan)
2019 “Superfine! Art Fair 2019” (Union Market, Washington DC USA)
2019 “UNKNOWN ASIA ART EXCHANGE 2019” (Grand Front Osaka, Osaka Japan)
2019 “Amsterdam International Art Fair 2019” (Beurs van Berlage, Amsterdam Netherlands)
2019 “Nakanojo Biennale 2019” (Former Sawada Elementary School, Gunma Japan)
2019 “The Other Art Fair London 2019” (King’s Cross, London UK)
2019 “Artrooms Fair London 2019” (Meliá White House, London UK)
ステートメント・PR
見たことのないものを見つけたとき、私たちはそれに名前を付けることで他のものと区別してきました。また写真家は、名前をつける代わりにその物に焦点を合わせて撮影してきました。このようにして、ずいぶん昔から、私たちはありとあらゆるものに名前を付けたり、写真で記録してきたのです。言い換えれば、名前をつけることと写真を撮ることは、言語で記録するかイメージで記録するかの違いとも言えるでしょう。ただ、いずれの場合も、そこに「物体」があることが前提でした。
そこで、こんな疑問が湧いてきたのです。名前のないものを写真にすることはできるのでしょうか、と。たとえば、空には名前がありません。平野にも山にも海にもそれぞれ名前がつけられているのに、空は「そら」です。ちょっと不思議ですが、恐らく、名付けられるべき物体が空にはなかったから、名前を付けたくても付けようがなかったのでしょう。
私はこのプロジェクトにおいて、「物体のないもの」=「空(そら、くう)」を撮影しました。実体のないものにピントは合わせられません。ですから、空を覗く飛行機の窓にピントを合わせました。上記3点の写真は一見するとピンぼけのようですが、注意深く観察すると、窓に付着した霜やキズ、乗客の指紋などを見ることができるはずです。
このシリーズのタイトルは「空の名前」で、個々の写真のタイトルはフライトナンバーと搭乗日にしています。空には名前がないので、他に名前を付けようがなかったのです。
服部滋樹 審査員コメント
誰でも、上空で見たことのある景色。トリミングされた空は切り抜かれると、突然、異世界へと誘われる。
実行委員コメント
以前、大阪のアートフェア「UNKNOWN ASIA」で谷口審査員賞を差し上げたことのある石原さん。「飛行機の窓から見た空の風景」というシンプルなコンセプトから生まれるアートワークは、シンプルでありながら飛行機で旅を重ねる大人にしか思いつかない、旅情と詩情にあふれたものだと改めて思いました。抽象画に見える空やマジックアワーの光景はもちろんのこと、飛行機の窓にある傷や霜も、旅した際に気付く感性のある人にしか共感できない旅情ポイント。飛行機窓のオーバルサイズ原寸のアクリルマウントのフィニッシュも、フライトナンバーと搭乗日というタイトルも全てがツボです。この作品が一枚家にあるだけで、いつでも旅の途中を体感できる素晴らしい作品。石原さん久しぶりにお会いしたいし、チグニッタで個展もやりたいです。