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作品
CV
2021 グループ展「3 trois」(gekilin./大阪)
3331 ART FAIR 2021 TRI-FOLD OSAKA (3331 Arts Chiyoda/東京)
2019 個展「ショッピング」(spectrum gallery/大阪)
2016 「いちについて[about position]/[on your marks]」(2Kw gallery)
個展「鏡の前で」(spectrum gallery/大阪)
2015 個展「なくしもの」(spectrum gallery/大阪)
2013 「ギャラリストのまなざし」(なんばパークス 7F パークスホール/DMO ARTS選出)
ART OSAKA 2013 (ホテルグランヴィア大阪/DMO ARTS)
「osakan dreams vol'3」(DMOARTS/大阪JR三越伊勢丹)
2012 グループ展「あたらしい謎がきた」(門真市市民会館ルミエールホール/大阪)
グループ展「Young And Talented」(DMOARTS/大阪JR三越伊勢丹)
2011 個展「世界は万華鏡」 iTohen gallery
堺アートワールド2011
アートストリーム2011 FM802賞受賞
2010 個展 「鍛治本武志 cutting life」[立ち呑みギャラリー新聞女]
2009 OTHER PAINTING IV (Pepper's Gallery)[東京]
2008 GEISAI MUSEUM 2 出展
2003 GEISAI#3 出展
GEISAI#4 出展
GEISAI MUSEUM 出展
2002 個展 「鍛治本 武志展」(シティギャラリー)
2001 グループ展 「思考Ⅷ①展」(シティギャラリー)
2001 グループ展 「思考Ⅷ②展」(シティギャラリー)
2001 グループ展 「振動する平面展」(シティギャラリー)
2001 グループ展 「LIFE展」(シティギャラリー)
2000 個展 「鍛治本 武志展」(シティギャラリー)
2000 グループ展 「思考Ⅶ展」(シティギャラリー)
1998 個展 「鍛治本 武志展」(ギャラリーくるせ)
1998 大阪芸術大学デザイン学科卒業
ステートメント・PR
作品画像 左 [セルフカット] 1455×1120mm キャンバスにアクリル
中央 [ナイトボウリング] 652×530mm キャンバスにアクリル
右 [トレーニングルーム] 240×20.5×270mm ミクストメディア
ー絵画作品についてー
「現実」とは
私の絵画作品は偶然できたデカルコマニーの模様からイメージを想起し、完成させています。
しかし画面にはデカルコマニーから創造された要素だけではなく、幾何学パズルであるタングラムによって構成した仮想現実空間に出てくるようなポリゴン表現の要素も加えられています。
それは、シュルレアリスムの手法である『デカルコマニー』は、ゲームや仮想空間に使われるCG『ポリゴン』と、
共に主観者が対象となるイメージをそれらに『見立てる』という意味において、非常に共通した要素と性質を持っていると考えたからです。
このような性質と同じように、私は私たちが生きるこの世界、現実は主観者が対象となるものに、イメージを『見立てる』ことで認識、構築される世界ではないかと考えています。
それは単に、哲学的、精神的な現実の捉え方という意味だけではなく、物理学的な意味においてもそうではないかと考えています。
20世紀において、現実を追求したシュルレアリスムはパソコンもない時代から無意識的に現実の正体を(現代ではたくさんの人がインターネットやゲームなどで日常的に触れているような)
仮想的、または主観的なものであるということを示唆していたのではないでしょうか?
近代になって宗教や、精神世界、そして、物理学でさえもが、私たちが生きているこの世界が
ヴァーチャルなものであるという事を一部主張し始めています。
そして、現代美術の世界においてもポストインターネットのような
インターネットや仮想現実の世界と現実世界を同質に扱い表現する運動も出てきています。
こういった動きは、我々の住んでいる世界の真相にたどり着くための流れであるのかもしれません。
いつか人類が現実の仕組みを解明し理解する時があるのでしょうか。
それは、分からない未来ですが、私はデカルコマニーの無意識的に任せることと、そしてゲーム的、パズル的理論で絵画画面を構築することで問題を解決し、
シュルレアリスムやポストインターネットを通した先にある現実を描きたいと考えています。
ー彫刻作品 ドールハウスについてー
絵画作品と同じ現実感の追求をテーマに制作しています。
ドールハウスとは昔から玩具や美術作品として親しまれてきましたが、
自分にとって、現実感を感じるもの、現実を再現するものとして捉えています。
私の絵画作品と同じように、現実感を追求するものとしてドールハウス作品を作りたいと考えてきました。
ドールハウスの中にあるキャラクターは、絵画作品でデカルコマニーの模様からイメージを作りだす方法と
おなじ様に3DCGの立体ノイズデータから偶然的に抽出したイメージから制作しています。
そうすることで作者の主観が反映されたイメージ、すなわち現実の主観性を表しています。
そして、主観的に抽出されたキャラクターからさらに連続的に想起された要素で部屋の中を構成しています。
井浦歳和 審査員コメント
鍛治本さんの作品は、現実と仮想の間の曖昧な境界を探求するものとして深い印象を受けました。絵画も立体も特に絵画は既視感は殆どないくらいの作品なのに何処か懐かしい感じがするのもとても魅力的でした。
実行委員コメント
鍛治本さん、メタセコイア23展示にご参加ありがとうございました。デカルコマニーの模様から生まれる鍛治本さんのアートは、昔から唯一無二。鍛治本さんからしか生まれないオリジナリティに満ちています。良くも悪くも変わらない直向きな制作過程がアーティストとしての鍛治本さんの最大の特徴だと思います。売れたいねー。たくさんの人の作品と並べ展示してみていただいた評価、作品どうやったら売れるだろうかと悩み進むことがきっと次に繋がると思います。ずっと応援します。