亀田兼太郎

  • 立体

作品

CV

1972年 大阪に生まれる
3歳頃〜高校卒業まで高知で育ち、大学進学以降は福岡在住
グラフィックデザイナー

2019年頃からドングリアート、お見守りの精霊コソット(COSO.TT)の創作を始めインスタグラムにて公開
ストップモーションアニメをYouTubeショートにて公開


【展示】

  2020年 コラボ展「ソイルデコの秋色の街~こそっと、ドングリ~」 まちスポ福岡東 福岡
  2020年 RKB「タダイマ!」の「てのしごと」コーナー テレビ番組 福岡
  2020年 ショーウインドウにて展示(~2023現在まで) 雑貨とおもちゃのお店 Baum 福岡
  2021年 個展 カフェ店内壁面展示 ガーデンカフェNanの木 福岡 
  2022年 文化祭 まちスポ福岡東 福岡

【受賞歴】

  2023年 受賞 福岡市美術館展工芸部門 入選

ステートメント・PR

▶︎ 小さくて可愛らしい存在だけど、大きなエネルギーと可能性を秘めている


 艶やかな茶色と可愛らしいカタチで
 多くの人々に愛され親しまれているドングリ。

 このアートの本体は
 マテバシイと名づけられた日本固有種のドングリです。
 高さ約3㎝・重さ3gほどの小さな木の実です。

 ドングリから感じるイメージと「らしさ」を
 最も魅力的な表現で視覚化したい。
 自分の中から湧いてくる「驚き」の感情を頼りに
 自問自答を繰り返し少しずつ変化しながら、
 お見守りの精霊コソット(COSO.TT)は生まれてきました。


▶︎ 世界をコソッとお見守りする精霊


 コソットの特徴をかんたんに説明すると
 ・見た目はドングリの兵隊さん
 ・装飾された兜と盾をもち武器はもたない
 ・見守る目に護りのチカラがある精霊


▶︎ 自分の手から生み出されたコレは何なのか?


 自分の手で1つ1つ生みだしていますが
 その創作の源泉は自分というよりも
 どこからか届いているような気がしています。

 それはカタチになったものを見たときに感じます。
 まず驚き、そして、うれしくなります。
 とてもわかりやすい感情の動きなので
 これが正解だと気づくことができます。

 ところが、それを言葉で説明するとなると悩んでしまいます。
 これは何ですか?と尋ねられると何かしら応えるのですが

 いま考えている世界観は正しい?
 自分は本当にそれを信じている?

 など、モヤッとする考えが頭の中に浮かびます。


▶︎ ドングリは一つの意志を持った生命体


 自分にとってはイメージを視覚化したアートですが
 ドングリから見れば「装飾された棺桶」となります。
 創造しているつもりで破壊もしていたことに気づくと
 いろいろ妄想していたキレイゴトの物語が一気に色を失います。

 このようなこともあって物語を創造しようとすると
 いろんな矛盾に気づき葛藤が生まれ思考が停止してしまいます。


▶︎ ドングリでアートがスタンダードに

 
 むりやり世界観を作りあげるのではなく
 創作を通じてコソットとの対話をくりかえしながら
 自然になっとくする世界観を見つけていきたいです。
 そして後世に残るドングリアートのスタンダードの一つになり
 多くの人に親しまれる存在になれたら理想的です。

実行委員コメント

マテバシイというドングリを使ってつくられるちいさなお守り作品「コソット」。小さな作品ながらバイキングのような兜と髭が特徴的な民芸品のような、北欧の神話から飛び出してきた精霊のような親しみがありますね。サイズが小さいところが(どんぐりがベースですものね)愛らしい。インスタグラムにあるジオラマ作品も素敵です。たくさん作って「コソット」の世界をさらに広げてほしいです。

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