作品
CV
2018年「あいしてる展」鴨江アートセンター平成29年度後期制作場所提供事業 アーティスト・イン・レジデンス賞受賞 受賞(静岡)
2018年「第24回全国かまぼこ板の絵」優秀賞 受賞、ギャラリーしろかわ(愛媛)
2018年10月「工芸とアートの金沢オークション」入選、しいのき迎賓館(石川)
2019年「あいしてる、けします展」平成29年度後期制作場所提供事業アーティスト・イン・レジデンス賞企画展 開催(静岡)
2021年3月「新進アーティスト作品展vol.19 Art Generation 2021」 優秀賞 受賞、ロゼシアター(静岡)
2021年公益社団法人日本図案家協会「全国公募166回日図展」文部科学大臣賞 受賞(京都)
2023年「第55回輪島市美術展」日展輪島会賞 受賞(石川)
ステートメント・PR
小さい頃がらずっと絵を描き続けていました。今は石川で沈金職人の見習いとして制作をしています。
いずれ独立し、作家として生きていきます。
「沈金」を始めたのは「削り絵」がきっかけでした。「削り絵」とは黒塗りしたコンクリートパネルをニードルで削り描いていく技法です。お金がなく絵の具もキャンバスもろくに買うことができなかったため、この技法を自分で考案しました。
左右の作品画像は「削り絵」です。そして中央の作品は「沈金」です。
「削り絵」を見た知人が漆工芸に詳しく、その時「沈金」という技法に出会いました。
技法自体は「削り絵」と全く異なりますが、仕上がりの雰囲気や線の繊細さに惹かれ「沈金」に興味をもち、輪島の研修所で2年間漆工芸を勉強しました。
現在は漆器を扱う塗師屋の会社に入り、見習いとして漆器制作や接客を行っています。その傍らで作品を制作しています。
今後作家として作品を作るにあたっては「沈金」はもちろんですが、技法、ジャンルにこだわらず作品を制作していこうと思います。
どうぞよろしくお願い致します。
石山健三 審査員コメント
立体にして、同じ技法で、立体表面を削ることで いままでにない、1点ものを作りたいと思いました
実行委員コメント
「削り絵」「沈金」という手法を用いて作品制作する中村るつさん。石川で、漆器制作のお仕事の傍で作品を制作されているのですね。「お金がなく絵の具もキャンバスもろくに買うことができなかったため」と、黒塗りしたコンパネを削っていく「削り絵」という手法を発明したのことですが、それで幅10メートル、高さ2メールのダイナミックな作品を作るってすごいですね。さまざまな生命が戯れるエネルギーに満ちていますね。