二村 有音

  • 立体

ウェブサイト

https://www.yuonnimura.com/

作品

CV

1982年 静岡県三島市生まれ
2003‐2004年 バルセロナ大学(スペイン)美術学部留学
2006年 東京外国語大学外国語学部スペイン語学科卒業
2008年 東京藝術大学大学院美術研究科修士課程先端芸術表現専攻修了

<個展>
2005 「土としてのからだ」(Platform Studio/東京) 
2006 「二村有香展」  (小野画廊/東京)   
2009 「背骨を擦る」  (工房親/東京)
2010 「目で、触って」 (工房親/東京)
2013 「二村有香展」  (レストランかえりやま/東京)
2020 「hear the universe 二村有音展」(GALLERY ne/たべものや月のうさぎ/埼玉)
2021 「A moonlight inside of you あなたの中の月光」(cafe Rosmarinus/静岡)
2022 「A momentary light of the stream of life 一瞬のかがやきをつかまえて」(三島信用金庫長泉支店 ストリートギャラリー/静岡)

<グループ展・コラボレーション>
2007 「UNIT8」 (Bristol & Westwood Arcade/Reading,England)
2008 「東京藝術大学修了制作展」(Zaim/神奈川)
2008 「共鳴するビジョン」(上野駅Breakギャラリー/東京)
2011 「絵画を考える-支持体」(工房親/東京)
2012 「Art Hospitarity-LOOP-」(我孫子聖仁会病院/千葉)
2013 「Phase Transition」(上野駅構内Breakギャラリー/東京)
2014 「絵画を考える-素材・技術」(工房親/東京)
2015 「春韻」(工房親/東京)
2017 「絵画を考える-KO DA WA RI」(工房親/東京)
2021 「水の音から生まれるかたち展」(三島市民文化会館B1F市民ギャラリー/静岡)
2022 「cross」(永谷晃子とのコラボレーション作品展示/ニッセイストリートギャラリー/静岡)
2023 「flow」(二村有音×永谷晃子 ドローイング展/Gallery PLAZA /静岡)

<アートフェア>
2009  SLIK (Cemtquatre,/Paris, France)
2009  Tokyo Contemporary Art Fair (東京美術倶楽部/東京)

<主な受賞歴・その他>
2007 「美浜美術展」入選 (大阪府立現代美術センター,福井県立美術館 他
2008 「全国和紙画展」入選(美濃和紙の里会館/岐阜)
2022  WATOWA ART AWARD 2022 審査員賞 受賞(久保田真帆賞/MAHO KUBOTA GALLERY)

2013, 2014, 2017年 全音楽出版社主催「現代音楽シリーズ 室内楽コンサート 現代日本の作曲家 四人組とその仲間たち」のポスターとチラシに作品が使用されている

ステートメント・PR

私の作品は、命の素晴らしさの気づきをテーマに、和紙や植物の蔓、竹、エンコスティック等を用いて、「あなたは、ありのままで、素晴らしい」というメッセージを表しています。
なぜなら、現代の社会では、無自覚に流れ込んでくる情報に左右され、自己の感性のままに感じることや内省する機会を持つことは容易ではなく、自分の命の素晴らしさに気づくことが難しくなっていると私は感じているからです。

その結果、利己的、排他的な思想が世界中に拡がり、極端なナショナリズムや戦争が引き起こされているのではないかと私は考えています。更に昨今の世界的なウイルスの蔓延が人と人との繋がりを破壊し、一層排他的な思想が増幅されていくことを私は懸念しています。

危機を解決する糸口は、私たち一人ひとりが、まず自己の命の素晴らしさに気づくことにあると考えています。この気づきは、他者の命の素晴らしさ、重要性の認識に直結し、だれもが認め合って生きていける、平和な社会の基になると、私は考えています。

この思いは、制作プロセスの中で生まれてきました。心を研ぎ澄まし、表現を追求していく中で、私は描いている人や生き物、自然の中にその息吹、“呼吸”を感じるようになりました。その呼吸を描こうとする中で、呼吸と身体、そしてその先に繋がる身体を超えた拡がりを感じるようになり、それこそが命だと感じるようになっていきました。それは、身体、そして命の素晴らしさを発見する過程でした。そんな命の素晴らしさを、メッセージに込めて作品に表し、社会に問いたい、そう思っています。

いま命を持つあなたは、そのまま、素晴らしい。私は、作品を通してそのことを伝えたい、そして多様な命を尊重し合う、寛容で平和な社会作りに貢献したい、そう考えています。

実行委員コメント

和紙や植物の蔓、竹などを素材に、生命の素晴らしさを、生きる喜びを伝えようとアートを制作する仁村さん。有機的で生き物のようなオブジェは影も含めて面白いプレゼンテーションです。差し色がステンドグラスのようでもあり、作品「A momentary light of the stream of life 」などは、スペイン留学ということも関係があるのか、ジョアン・ミロのアートにも通じる自由さも感じました。

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