作品
CV
2012 京都造形芸術大学 芸術学部 こども芸術学科 入学
2015 グループ展『おんなのこ展』(ギャラリー N78)
2016 京都造形芸術大学 卒業展示にて 『在る』
2016 保育士として勤務
2019 個展『在る』(@尾道 ごはんと珈琲アルト ギャラリー アンルート)
2019 会社勤務
2023 個展『在る』(@宮崎 ギャラリー root4)
ステートメント・PR
【在る】
誰に見られていようが見られていまいが関係なく、
自分かの生まれ持った姿へ向かってゆく植物。
はじまりの姿がどんなに小さくとも、ふと気がつけば確かにそこで生きている。
限られた条件の中、生きていくのに必要なものを得るために、
時には自分を守っているものをぬぎ捨て、時には不自然な形に曲がりもする。
気づこうとしなければ気づけない姿がある。
想像の及ばない大きなエネルギーがつまっている。
そこに存在するということに
少しだけ足を止めてみる時間を。
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始まりは卒業制作。
0.3mmの針金でつくった植物が壁を覆う。
その姿は遠目には靄のように見えるだけ。写真に撮るもなかなか映らない。
個展の際にはその存在に気づかない方もいらっしゃるほど。
わたしたちが暮らすそばにある植物も、きっとそれに近いのでは。
静かに姿を現しては、消えてをくりかえす。
だから、わたしの『在る』という作品も気づかれないままもいいかと思いつつ、
みてもらいたい気持ちが勝るわたしが「こちらにも」とお声がけを。
ただその命のエネルギーのままに、ただ確かにそこに在る。
そんな植物への尊敬と愛おしさ、
そしてほんの少しの羨ましさを。
実行委員コメント
0.3mmの針金でつくられた植物。このタイトルと写真だけで、野田さんの表現したい繊細な世界が伝わってきます。確かに遠目には霧のようにしか映らないし、写真に収めるのも大変な作品たちは、その現場に密やかに佇んでいて空気のような存在となっているのでしょうね。「エネルギーのままに、ただ確かにそこに在る」という言葉もとても素敵です。