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作品
CV
<略歴>
1984年 大阪生まれ
2006年 大阪芸術大学デザイン学科卒、広告代理店にてグラフィックデザイナーを経験
2017年 イラストレーターとして本格始動
2020年 作家としてもオリジナル作品の制作・展示・販売を開始
<展示歴・受賞歴>
2017.10 株式会社誠文堂新光社「イラストノート」大塚いちお選出 秋のノート展入賞
2019.10 UNKNOWN ASIA2019 出展/「STYLEM」賞、フルタニタカハル 賞 受賞
2022.3 個展「猫のいる部屋」/HBギャラリー(渋谷・表参道)
2022.10 UNKNOWN ASIA2022/紀陽銀行賞、HOMES賞、FESTIVAL CITY賞、コバヤシタカ賞受賞
2022.11 UNKNOWN ASIA EXTRA 2022 /中之島フェスティバルタワーメインホールでの展示
<クライアント制作実績>
■森永乳業リプトン商品パッケージ■アパレルブランド「FRAPBOIS」×サクラクレパスとのトリプルコラボファッションアイテム■紅茶ブランド「ムレスナティー」パッケージ■フェリシモテキスタイルデザインコラボ■HONDA動画広告ビジュアル ■商業施設広告:アトレ目黒、エミル高槻など ■フォーシーズンズホテル ■クラシコム など…■その他テキスタイル、パッケージ、書籍、各種広告媒体など多岐にわたる。
ステートメント・PR
木製の板にオイルパステルと油絵で着彩した上で、画面をスクラッチ、さらには木を彫ることで画面に凹凸や独特なテクスチャをを加えて描く。主なモチーフは植物、動物、そして室内インテリア。意外な色使いと独自のタッチにて現実と空想の狭間のような世界観を描き出す。動物モチーフではそれらが持つ荒々しいまでの力強さを、その動物側の位置から鑑賞者を見る目線を意識して。そして室内の絵では自分の中で組み立てた配色で鑑賞者をその部屋の中の世界へ引きずりこむ。また部屋の絵を描く理由の一つは色の制限のなさ。絵の中に自分の内面を投影し、その時感じた気持ちや思いを自分の中から湧き出る色や形に変換して画面を埋め尽くしていく
また近年の作品には猫がよく登場する。昨年の個展でも「猫と部屋」をテーマに連作を仕上げた。それも猫たちの持つ力強さに影響を受けたのはもちろんだが保護猫という今の社会問題に目を向けたのもきっかけの一つだった。今回審査に出した大量の猫の絵もたくさんの保護猫や野生猫がこちらを見つめている構図。その個々の状況や強さ、世間への訴えを表現している。また自分のできることの一つとして猫の絵の売上の一部を保護猫・保護猫の支援への寄付を続けている。
今回のこのキョウマチボリアートフェアへの応募の思い。
今まで商業のイラストレーターとして色々な仕事をしてきた。どれも真摯に向き合うことで成長に繋がり、クライアントやエンドユーザーに届く制作してきた。だがここにきて全国に届くような広告仕事も期間がすぎれば流れていく。自分でなくても描けるイラストの仕事たちの依頼・・・本音を吐露するとそこに少しの空虚さや違和感が生まれ始めた。目標であり夢だったイラストレーターという立場を体験してしまいがむしゃらに描いてきた数年を過ごし、40歳を手前にふと立ち止まってみた。
商業依頼の仕事があることのありがたさはもちろん感じつつ、誰かの心に強く刺さるような強い何かを生み出せていないような不満感。その頃からアーティスト活動を初めた。でも自分には何かが足りない気がする・・・
今回のキョウマチボリアートフェアでは自分に足りない何か、その答えのカケラを掴みたい、そんな藁をも掴む思いで今回のこのアートフェアへ応募した。依頼された絵を書くのではなく自分の中を掘り進めていく。そこで見つけるモチーフや色で誰かの心に強く刺さる絵を世間へ発表したい!!そして日本国内にとどまらない活動がしてみたい!!
しかしそんな思いがありつつも自分が今どこへ向かうべきなのかも正直わからない状態。
とはいえ立ち止まってもいられないので前へ進もうと決意しました。今年、来年と一枚でもオリジナルの作品を多く描くため、自分自身を追い込むため、今まで描いた作品より大きい制作物を描くきっかけのための応募!!
タムロアヤノを何卒よろしくお願いします!!!!
井浦歳和 審査員コメント
鮮やかな色使いと想像力豊かな構成がとても魅力的に感じました。タムロさんの様に無尽蔵に自らの感覚で作品を生み出せるようなペインターは好みです。
森下ひろき 審査員コメント
動物のそれぞれの表情には、それぞれの個性があり人となりならぬ、猫となりが伝わってきました。そして、何よりも色使いと質感が際立って素敵で、ページを閲覧した瞬間に見入ってしまいました。また、独自のタッチなのか時空の歪みのようななんとも愛くるしい表現がとても素敵だと思いました。
実行委員コメント
タムロさん、メタセコイア23展示ご参加、ありがとうございました。UNKNOWN ASIAはじめたくさんのアートの現場で、タムロさんの作品も拝見していますし、ますます活動の幅も広がってきていて、とても眩しいです。今回のアートアンドクラフトの展示に合わせ製作された100号の大作も圧巻でした。まだまだ絵を通じたくさんのファンが広がっていきそうなタムロさん。引き続きよろしくお願いします。