作品
CV
2000年 兵庫県西宮市出身
2019年 兵庫県立兵庫工業高等学校 建築学科 卒業
2023年 京都美術工芸大学 工芸学部建築学科 卒業
2023年 東京デザインプレックス研究所 空間コンテンポラリーデザイン総合コース 入学(在学中)
ステートメント・PR
「あなたの日常を邪魔はしません。ただ、時に日を跨いで語り合ったり、笑ったり、楽しむことができるデザインを暮らしの傍らに居させていただけると幸いです。いつしか、私のデザインが日々のアクセント、傍点になりますように。」
自分の今後の活動指標となる、デザインアイデンティティです。自分のデザインが誰かの日常の傍にあることはとても尊いことだと思います。そこまでの道のりは簡単なことではないし、何年かかるかも分かりません。ただ、創ることはやめられないので、常に自分の感性、腕を磨きながら気長にやっていきたいと考えています。
私はワシリー・カンディンスキーの抽象絵画が好きでコンポジションの美しさが本当にすごいなと感覚的に感じています。見ていて自分なりにストーリーを作ってみる。そんな楽しみがカンディンスキーの作品にはあると思います。
また、オランダのドローグデザインの「発想の意味性」「コンセプチュアルデザイン」というキーワードがすごく自分にささり、デザインの意図、創作物に意味を与えるそんなことを重要視していこうと考えるようになりました。
意味を与えるには言葉が必要だと思っていたところ、糸井重里さんの書籍に出会い言葉の力のすごさに触れ、自分もそんな言葉を紡げたらいいなと、ほんの出来心から散文を書くようになりました。
そしてイラストと言葉を組み合わせた作品を創ってみようと思い昨年から作品を創るようになりました。
私の作品は全てデジタルで作っています。といってもベクターデーターではないので、ピクセルという概念が存在します。それは日常においても解像度という概念は存在しているという考えから、日常とアートを繋ぐ要素としてピクセルデータの作品にしています。
そして、作品をより多くの人に楽しんでもらえるように、散文詩と短歌をそれぞれの作品に添えるようにしています。詠める作品。すべてにストーリーがある。それが私の創作物の特徴です。
アーティスト名にも意味があり、「詠」は詠める作品を創ること。「凪」は観る人が穏やかな気持ちになるような作品を創れたらいいなという想い。「朴」は朴という木からとっています。また本名の岩永凪斗(いわながなぎと)という存在も忘れたくないため、詠凪朴、言、永、凪、木、卜とバラバラにすることで本名が浮かび上がるようなアーティスト名になっています。
現在は空間デザインを学んでいますが、「デザイン」という大きな括りで空間、プロダクト、グラフィック、本など様々なデザインに携われるデザイナーになることが夢です。ブルーノ・ムナーリのようにいつまでもこども心を忘れず、ひたむきに創作と向き合える人でありたいなと思います。
実行委員コメント
気持ちの良いコンポジションで雰囲気のあるイラストです。空間デザインを学んでおられるということで、イラストは独学でしょうか?とてもセンスがあると思います。いろんなデザインに携わりたいとのこと。文字組に関してはまだまだ追及の余地がある感じはしますね。