作品
CV
1987年兵庫県宝塚に生まれる。
ファッションデザイナーを目指し上京
エスモードジャポン東京校にてデザインを学び、「株式会社PAPAS」に企画として入社。
のちに同グループ内会社「株式会社メルローズ」にの社内スタジオに勤務。そこで写真にふれる。
ストロボ機材などを用いたスタジオ撮影の技術を学び、主に商品撮影やモデルによるブランドイメージ撮影を担当。
8年の勤務を経て独立。
現在ではフリーランスとして、アパレル関係の撮影を中心に活動中。
ステートメント・PR
分解と再構築
今回の作品は「分解と再構築」をテーマに作品群の一部となります。
私は、自身の写真の表現に対して閉塞感を感じていました。
綺麗に撮影しようと考えすぎるあまり、うまく撮影ができても何か物足りないものを感じていました。
そこで、ピカソやキュビズムの表現を参考に、自身で撮影した写真を切り取り、コラージュして再構築したものを写真に収めるという手法で作品を作成しました。
デジタルでのコラージュはやり直しが容易なのもあり、変に考えすぎてしまうため、やり直しができない印刷した写真をアナログでコラージュしました。
また、カッターを入れる回数に制限を入れながら、その制限の中でコラージュをするという形で作品を作成しております。
実行委員コメント
商業クリエイティブの世界で活動していると、決められた枠からはみ出し、自由な自分だけの表現を追求することが難しくなりますよね。その枠を抜け出そうとチャレンジされたのだと思います。ただ、「カッターを入れる回数に制限を加え」とありますし、何より作品が“制限の中で統制された美しさ“を感じるので、やはり制約の中で最大限のベストなクリエイティブを作る商業クリエイティブのプロだな、という印象です。閉塞感を打ち破りたいのであれば、もっと好き勝手やっちゃっても良いのでは?とも思いますよ。