ゆっくりねたい

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作品

CV

1984年 出生。静岡県出身
2008年 東京藝術大学 美術学部 油画専攻
卒業

・グループ展
2005年 サスティナブルアートプロジェクト2005 言の伝え 
2007年 サスティナブルアートプロジェクト2007 事の場

・個展
2008年 個展 ARTBOXギャラリー
2009年 個展 ARTBOXギャラリー

・受賞歴
2008年度第18回ARTBOX大賞展 準グランプリ

ステートメント・PR

<テーマと手法について>
この作品は、「アートはどこでどう為されるべきか」をテーマに制作しています。
手法としては、写真をX(旧:Twitter)へ投稿する手法をとっており、投稿のタイムラインを通じてある女性の存在を映し出しています。

▼アカウントはこちら
https://twitter.com/yukkurinetaina

根底には、アートと日常の境目を薄めたい、という考えがあります。
紙にペンでドローイングもするけれど、それ以外によりリアルで自然な表現方法もあるのではないか、という考えを実験したいと考えました。

また、SNSと人、そして社会のつながり方を興味深いと考えています。

作品は、アーティストや美術界隈の一部の人たちだけのものであるのではなく、より観客に近づくべきです。
それと共に、作品は、鑑賞者がどこでどう触れたかによって、その意味が変わります。美術館で触れるアートをリアルに感じないのは、日常に美術館がないからなのかもしれません。

SNSは、アウトプットとコネクションで形成された独自のデータ群ですが、それは実世界と巧妙に絡み合いながら別社会を構築していると言えます。

また、SNS上のアカウントは、個人の一側面や人格断片をクローズアップするものであり、時には全くの架空の設定で運用されながら、他のアカウントと交流を持ちます。
実存するにしろ、架空設定にしろ、人々は自分自身と社会とのつながりをコントロールするためにアカウント上でコントロールの効いた自己表現を行っていると私は考えています。

上記を前提として、表現の手法として、ドローイングを一冊のスケッチブックに何枚も描くように、何点も積み重なったドローイングから感じ得るものがあるように、SNSでの投稿を重ねることで人物の輪郭をなぞり、SNSアカウントを丸ごと人物表現としたいと考えました。

実行委員コメント

手法や考え方はとても面白いと思います。現在進行形あるいはある程度の期間をもって、他者の参入を介して作品ができていく。ただ、Xの投稿、アカウントそのものが作品だと思うのですが、特に何か感じることも無かったなあ、という印象です。軽々しくスクロールされては消費される事すらも折り込み済みなのでしょうか?実験的ですね。

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